raspberry pi zero whにOSをインストールする
raspberry pi zeroの最新版であるwhを購入したので、インストールしてカメラ動作の確認、各種センサーの動作を確認まで行います。 今回のテーマは、OSのインストールです。
購入した機種
機材使用は以下のページの通りです。
whはGPIOが標準搭載された機材なので、センサー周りの追加なども簡単に行うことが出来ます。
テーマ
長期出張中でマンスリーマンション暮らしのため、機材は基本的に何もありません。。。以下が手元にあります。
- MacBookPro Early 2015
- raspberry pi zero wh
- usb cable(必ずデータ転送可能なものを選んで下さい。100均のは基本☓)
- microsd 8GB
- SDカードリーダ
ディスプレイやHDMIケーブルは一切ない状況のため、macからSDカードに直接OSイメージを書き込んで、起動させます。
OSダウンロード
機材だけでは何も動作しないので、micro SDカードを購入して、OSイメージのダウンロードを行います。
OSは以下の2種類があります。
OS | 特徴 |
---|---|
NOOBS | インストーラを同梱したタイプ。GUI有りなので初心者向け |
RASPBIAN | インストーラなしのタイプ。CUI中心なので慣れている人向け |
今回は、イメージが軽量というもことありRASPBIAN
を選択しました。
公式では、以下のページからダウンロードが可能ですが、異常に速度が遅いので、日本のミラーサイトからダウンロードすることをお進めします。
公式HP
Index of /pub/raspberrypi/raspbian/images
SDカードにOSを書き込む
macにSDカードを接続します。 macのターミナルを起動して、以下のコマンドを入力してデバイス名を確認します。表示されているサイズから、SDカードを判別します。
#diskutil list /dev/disk3 (external, physical): #: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER 0: FDisk_partition_scheme *15.8 GB disk2 1: Windows_NTFS 43.0 MB disk2s1 2: Linux 15.8 GB disk2s2
次に、SDカードをFAT32で初期化します。
デバイスを間違えるとmacのディスク自体を初期化することも出来てしまうので、注意して下さい!
# diskutil eraseDisk FAT32 RPI /dev/disk3
FAT32については、以下が参考になります。
参考
ファイルシステム(NTFS、exFAT、FAT32、FAT16)の違いについて - アンサー詳細 | BUFFALO バッファロー
初期化が終わったら、以下で一度マウントを解除してから、ダウンロードしたイメージを書き込みます。
この時、以下のようにbs=1m
の指定と、書き込み先のデバイス名の先頭にr
を付けないとかなり時間がかかりますので、早くインストールしたい人は付けるようにしてください。
# diskutil unmountDisk /dev/disk3 # sudo dd bs=1m if=2018-06-27-raspbian-stretch.img of=/dev/rdisk3
USB接続設定
書き込みが完了したら。次は、usbを通してmacからsshで接続でき るようにする設定を行います。ターミナルから次のコマンドを実行して設定を変更します。
# ssh接続を許可 touch /Volumes/boot/ssh # usb接続する設定 echo "dtoverlay=dwc2" | sudo tee -a /Volumes/boot/config.txt echo "dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait modules-load=dwc2,g_ether" | sudo tee /Volumes/boot/cmdline.txt # SDカードを取り外す diskutil eject /dev/disk3
macからSDカードを取り外して、RASPBERRY PIにSDカードを挿入します。macのUSBポートとRASPBERRY PI側のUSBポート(電源ポートではなく、内側のUSBポートです
)を接続するとRASBERRY PIが自動的に起動してきます。
緑のランプが点灯状態になることを確認したら、ターミナルから次のコマンドを実行してRASPBERRY PIに繋がることを確認します。
初期のパスワードは、raspherry
です。
# ssh pi@raspberrypi pi@raspberrypi.local's password:
ここまでで、初期設定は完了ですが、RASPBERRY PIからインターネットに接続ができない状態なので、次回はその設定方法を記載します。