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raspberry pi zero whにOSをインストールする

raspberry pi zeroの最新版であるwhを購入したので、インストールしてカメラ動作の確認、各種センサーの動作を確認まで行います。 今回のテーマは、OSのインストールです。

f:id:kzdev:20180811204021j:plain

購入した機種

機材使用は以下のページの通りです。
whはGPIOが標準搭載された機材なので、センサー周りの追加なども簡単に行うことが出来ます。

www.switch-science.com

テーマ

長期出張中でマンスリーマンション暮らしのため、機材は基本的に何もありません。。。以下が手元にあります。

ディスプレイやHDMIケーブルは一切ない状況のため、macからSDカードに直接OSイメージを書き込んで、起動させます。

OSダウンロード

機材だけでは何も動作しないので、micro SDカードを購入して、OSイメージのダウンロードを行います。

OSは以下の2種類があります。

OS 特徴
NOOBS インストーラを同梱したタイプ。GUI有りなので初心者向け
RASPBIAN インストーラなしのタイプ。CUI中心なので慣れている人向け

今回は、イメージが軽量というもことありRASPBIANを選択しました。

公式では、以下のページからダウンロードが可能ですが、異常に速度が遅いので、日本のミラーサイトからダウンロードすることをお進めします。

公式HP

www.raspberrypi.org

ミラーサイト

Index of /pub/raspberrypi/raspbian/images

SDカードにOSを書き込む

macにSDカードを接続します。 macのターミナルを起動して、以下のコマンドを入力してデバイス名を確認します。表示されているサイズから、SDカードを判別します。

#diskutil list

/dev/disk3 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *15.8 GB    disk2
   1:               Windows_NTFS                         43.0 MB    disk2s1
   2:                      Linux                         15.8 GB    disk2s2

次に、SDカードをFAT32で初期化します。
バイスを間違えるとmacのディスク自体を初期化することも出来てしまうので、注意して下さい!

# diskutil eraseDisk FAT32 RPI /dev/disk3

FAT32については、以下が参考になります。

参考

ファイルシステム(NTFS、exFAT、FAT32、FAT16)の違いについて - アンサー詳細 | BUFFALO バッファロー

初期化が終わったら、以下で一度マウントを解除してから、ダウンロードしたイメージを書き込みます。

この時、以下のようにbs=1mの指定と、書き込み先のデバイス名の先頭にrを付けないとかなり時間がかかりますので、早くインストールしたい人は付けるようにしてください。

# diskutil unmountDisk /dev/disk3
# sudo dd bs=1m if=2018-06-27-raspbian-stretch.img of=/dev/rdisk3

USB接続設定

書き込みが完了したら。次は、usbを通してmacからsshで接続でき るようにする設定を行います。ターミナルから次のコマンドを実行して設定を変更します。

# ssh接続を許可
touch /Volumes/boot/ssh

# usb接続する設定
echo "dtoverlay=dwc2" | sudo tee -a /Volumes/boot/config.txt
echo "dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=/dev/mmcblk0p2 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait modules-load=dwc2,g_ether" | sudo tee /Volumes/boot/cmdline.txt

# SDカードを取り外す
diskutil eject /dev/disk3

macからSDカードを取り外して、RASPBERRY PIにSDカードを挿入します。macのUSBポートとRASPBERRY PI側のUSBポート(電源ポートではなく、内側のUSBポートです)を接続するとRASBERRY PIが自動的に起動してきます。

緑のランプが点灯状態になることを確認したら、ターミナルから次のコマンドを実行してRASPBERRY PIに繋がることを確認します。 初期のパスワードは、raspherryです。

# ssh pi@raspberrypi
pi@raspberrypi.local's password: 

ここまでで、初期設定は完了ですが、RASPBERRY PIからインターネットに接続ができない状態なので、次回はその設定方法を記載します。